CONTAX Gシリーズ

私の所には使用しなくなったフィルムカメラが5台あります。

そのうちの3台が写真のコンタックスGシリーズです。

チタン製ボディでレンズを含めると当時20万円程度した名機です。

レンズフードもメタル製ですよ。

contax g

写真左の21㎜レンズを装着したG2は、いち早くデジカメに移行した友人が置いていったものです。

名目上は借りているというか、保管場所を提供しているというか…そんな感じです。

勿体ないですよね、名機なのに…。

Gシリーズは一眼レフのようにかさばらないので旅行に持って行くには絶好のカメラでした。

特に気に入っていた点は専用レンズ群のシャドーの階調でしたね。

まあ、私の思いこみもあるのでしょうが…。

このレンズ群を何とかデジカメに使えないかと思い、装着アダプターを探しました。

オリンパスのカメラに付くようですが、細かい仕様が書いていないので、21㎜の広角レンズでも使えるのか、望遠から広角まで一つのアダプターでいいのか未だに分かりません。

もう少し様子を見てみよう…と思っている内に現在に至っております。

安い、オリンパスの一眼は手に入れたのですが…。

やっぱり付属のレンズの解像力というか発色というか、がイマイチなのであまり使っていませんが…。

それにCarl Zeissのレンズ群の味がCCDやCMOSで再現出来るのか?も疑問です。

最近のデジカメはラチチュードを確保するため一回シャッターを押すと連続で露出を変えた4枚の画像を撮影しそれを合成してフィルム並みのラチチュードを確保していると聞きます。

それを一瞬で処理する、なんともはや凄い技術ですが…。

また設計の違うレンズなので当然、オートフォーカスは効かないだろうし…てな具合でわざわざお金を掛けてCarl Zeissレンズを使うメリットがあるのか疑問なのでまだ手を出していませんが、それでもちょっぴり使ってみたくなるのは昭和生まれのブランドに対する悲しい性でしょうか?

何処かフィルム型の薄いプリント基板のCCDを作ってくれないかな〜

フィルム型のカセットをポンって入れるだけで、露光面からパトローネ部分にデータが記憶されてそれをUSBでデータを吸い取る。

古いフィルムカメラが復活するのだけど…。

どえらい開発費のかかるワガママでした。(爆笑)

初めて買ったカメラ

写真はミノルタのSRT-101というカメラです。レンズは58mmF1.2の標準レンズです。

給料を貯めて、当時住んでいた藤沢から小田急線に乗って新宿までわざわざ買いに出かけました。

新宿にヨドバシカメラがあったからです。

当時のヨドバシカメラはカメラ関連の卸会社で、卸価格より安く小売りをしていたので評判になりカメラ仲間では有名になりつつあるお店でした。

卸し問屋なので商品の陳列はなく、商品の箱が高く積まれているだけの殺風景な店内でした。

しかし店内は日曜日となると人がいっぱいで思うように進めない程でした。

お店の入り口にうず高く、広げると新聞紙大になる黄色い価格表が積まれており、お客さんはその価格表を見ながらカウンター越しに注文をします。

私も人の波をかき分け店員さんが居るカウンターまで行き「ミノルタSRT-101のブラックボディーください」と声を掛けると「何台?」と聞かれます。

さすがに問屋さんです。

少し負い目を感じながら「い、1台でいいです」と答えると、ろくに包装もしないで渡されます。

今のヨドバシカメラさんとは大違いですよね。

当時は多少店員さんが無愛想でも、カメラが安く買えるメリットには変えられませんでした。

店員さんは無愛想でしたが商品はド派手な袋に入れてくれたので、それを持って近くの喫茶店へ。

コーヒーを注文しがてら、ニヤニヤしながら多少は周りの目を気にしながら商品を検めるのが至福の時でした。

その日、自室に帰り着いた時には財布の中は5円玉一枚でした。

給料日の翌日だった記憶があります。

幸い会社の社員寮住まいで朝昼晩の食事は社員食堂で給料天引きの食券で食べられたので干上がる事はありませんでしたが…。

しかしカメラボディは買ったのですがレンズはまだ手に入れてなかったので宝の持ち腐れでしたがね。眺めてニヤニヤするだけの鉄の箱でした。

なのでレンズを買う為またセッセセッセと給料貯めましたね。先ずは標準レンズです。カタログの表紙を飾っていた58㎜F1.2ロッコールレンズです。

友人からはF1.4で充分だろと言われていましたが、カタログ表紙の大口径レンズが格好良くて憧れちゃったのですね。

趣味にお金おかけちゃう気持ち分かります?

目的があったので無駄遣いは一切しませんでしたがその分先輩にたかってばかりいました。

諸先輩方その節はお世話になりました。