古い写真のデジタル化に挑む

仕事の合間を縫っておよそ35年前のネガやポジをデジタル化しています。

学生時代はお金がなかったのでモノクロフィルムを使い当時マニアでは有名だったKodakのTry-Xではなく、それより安く手に入ったILFORDを使って撮っていました。

ネガは自分で現像したものもあり、それは水洗いが不足していたり、また保存の仕方もいい加減だったせいか結構痛んでいるようでピンホールが半端じゃない程出ました。

聞く所によるとカラーのネガなどは膜面が均一なのでスキャナーが付着したゴミを判断しやすいそうだが、モノクロフィルムは凸凹しておりゴミの判断が出来ないらしい。

それでもスキャン中に目立つ所は手動で補正したが、フォトショップで開き直すともの凄いピンホールにビックリ。スキャンし直すかフォトショップでコツコツ修正するか思案中。

しかし35年も前の写真はただそれだけで絵になることに気が付く、今の日常と全く風景が違っているからだろう。

スキャンした画像のうちのモノクロの一枚が、渋谷の国道246号と明治通りの交差点です。

当時は渋谷でさえこの程度の車の量です。余裕で人が交通を捌(さば)けていたのですね。カメラはミノルタのSRT-101という一眼レフです。レンズは多分28㎜広角レンズだと思います。撮影データを記録する習慣が無かったので曖昧で申し訳ありません。

カラー写真は1999年の厚木の基地祭をFUJIのRDPⅡ(PROVIA)で撮影した物です。

友人に誘われ初めての基地際だったのですが、米軍基地に入るのは初めてで日本なのにアメリカの自由な雰囲気に憧れを感じ夢中になってシャッターを切っていましたね。

ILFORDモノクロフィルムよりデータ化

FUJI PROVIAリバーサルフィルムよりデータ化

一番下のスキャン画像を見たとたん「そういえば」と、忘れていた当時の想い出の一部が蘇りました。会社員だった頃寮の同室の先輩の写真です。

スゴイお世話になった先輩です。ちょっとカッコイイでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

FUJI COLOUR N100ネガフィルムよりデータ化

人間の脳って凄いですね、忘れたと思っていたこともちゃんと記憶しているのですから、忘れた訳じゃなく思い出せないだけなのですね。

人間の脳って膨大な記憶量を保持していてやっぱり人間って凄い。

 

初めての取材経験

ウェブマガジン「リビングライフ」に記事を掲載する為、女優の田中美奈子さんがスタッフの方々と来店されました。

リビングにお招きして「りんごくらぶ」の名前の由来とか設立の経緯を聞かれた後、商品をお見せしたところ、「あっこれ良いですね」「うちにもポジがいっぱいあるんですよ」と興味を持って頂きました。

田中さんは動物写真を撮るのがお好きでかなりの量があり、展覧会も開催した事があるとか…。

デジカメの画像はSDカードのまま小瓶に入れて保管してあるそうなので、「こうなってると便利ですよね〜」「SDカードに入れっぱなしだと何が写っているのかわからなくなりますよね」と、同行の女性スタッフの方と共に興味を持って頂きました。

「これでお幾らなんですか?」との質問を頂いたので、「ネガデータ化セット全部で1050円です」とお答えしたら「そんなに安いんですか〜」と大変驚かれておりました。

「1050円だと解像度は?」「他に解像度の指定はできるのですか?」「その解像度だとどの位の大きさまでプリント出来ますか?」「送料は幾らですか?」など色々な質問を頂きしっかり宣伝させて頂きました。

「他にどんな事が出来るのですか」とも質問を頂きましたが「協力して頂ける所が色々あるので何でもできますよ」とお答えしたら「その道のプロの方ですものね、色々ネットワークをお持ちですよね」とモノクロ画像のカラー化にも興味を持たれているようでした。

最後に読者の皆さんに一言ありますかと聞かれたので「写真データをハードディスクに入れっぱなしはやめた方がいいですよ」と頭の中では思いつつ取り留めのない話しをしてしまいました。

後はライターの方が上手くまとめてくださるのを祈りましょう。

「あっ!サインを頂いておけば良かった」と思ったときは帰られた後でした。

何だかんだ言っても舞い上がっていたようです。(結構色々反省点ありでした。)