解像度神話(3)

解像度神話(続きの続き)

オリジナルのTIFF画像、Jpeg(高画質)画像、Jpeg(標準)画像の3点の出力を完了。早速比べてみる。

先ずオリジナルとJpeg(高画質)画像のプリント比較。

一見同じに見えるが、Jpeg画像を詳細に見ると水鳥のたてる波紋の数が減っているのが分かる。

また湖底の土色が浅瀬の手前は濃くなって奥に行くほど湖面の青に変わっていく微妙なトーンの変化が表現しきれていない。

データ量が1/6に減っているのだから仕方ない所か。

本来ならオリジナルはフィルムから引き伸ばし機を使って印画紙に露光したものと比較すべきですが私的な確認作業なのでデジタル画像同士の比較となった為、表現されていないトーンもあった筈で、その差はもっと顕著に表れていたでしょう。

何故ならデジタルで再現できる色は業務用を除き一般的には1670万色になってしまうからです。しかしそれは人間の識別できる色域をカバーしている色数なので必要充分だと言われておりますが…。

一方35ミリフィルムの粒子は画素数に換算すると800万画素相当と理論上では言われていますが、聞く所によると実際はフィルム面に塗布されている粒子は重なり合っているので実質1600万画素だという説が現実的な数値だろうと思われます。そしてそのアナログフィルムは1600万の粒子により露光条件で無限の発色をします。

しかしデジタル化した時点でどんなに高精細にスキャンしても1670万色に置き換わる訳です。(24bitでスキャンした場合で48bitは現在のマシンパワーでは業務用を除き実用的でない)

また写っている被写体に於いてもフィルムや写真プリントを高精細スキャンしたからと言って、それを越えて高精細になる訳ではありません。

次にJpeg(標準)との比較は次回

解像度神話(2)

前回の続きです。

そこで実験です。

以前上高地に旅行に行った時にCONTAX G1 G2で撮ったリバーサルフィルムを当店所有のNikonのフィルムスキャナーで取り込んだTiff画像があります。

上高地の雄大な自然に感動し2年連続で夏休みは上高地で写真三昧した一枚です。

澄んだ水面に水鳥が泳いでいる写真です、広角レンズで絞りを最大に絞り込みピントを広範囲にカバーしたつもりでしたが水鳥がピンボケで失敗作ですが(一眼レフではない宿命)350dpiで700%拡大でスキャニング、分かり易く画素数で表すと800万〜900万画素となり印刷品質でA4サイズが原寸のスキャニングデータです。

そのTIFFデータをそのままJpegに変換し、オリジナルと共にEPSONのPX-G51000の写真品質・高精細で出力してみました。Jpegは最高品質と標準設定の2種作りました。解像度は全て350dpiのままです。
違いが見やすいようにA4サイズで出力…!

ところで話はそれますが、こうゆう物を出力するとインキの減りが早いですね〜、プリンターを買った当初は喜んで出力するのですが用紙代やインキ代が飛ぶように出て行くので、「これって面倒な割りには高くない?」と思い始めると、だんだん写真はモニターで見るだけになっちゃうのですよね。

などと思いつつ、そうこうしている内に出力完了。
余計な事書いてしまったので、また長くなりそうなので続きは次回という事で…。