解像度神話

同じような写真のデータ化をされているサイトで解像度に関して少し調べてみました。

店舗をお持ちの写真店さんのサービスは、200万画素(Pixel、dpiだと分かり難いので一般的に馴染みのある画素数で表記します)600万画素でJpeg納品が多いようです。

一方、スキャン専門で受注されている方はNikon等が販売していたマニア向けフィルム専用スキャナー等を使用し1000万〜2000万画素とかの高精細でサービスをされているこだわり派が多いようです。こちらも標準仕様はJpegです。

また確認は出来ませんでしたが、写真プリントからのデータ化を主にされている方はフラットベットスキャナーと言って、反射光によるスキャナー(コピー機がそうです)に透過ユニットを装着してフィルムのデータ化に対応されている方もおられるのではないでしょうか。

一方、プロ向けのスキャンをされている製版会社さん(以前私が勤めていた会社もそうですが)でドラムスキャナーを使用して一般の方から写真のデータ化を受け付けているところも散見されますが、これは別格。品質も別格ですがお値段も別格で、Jpeg納品と謳っておられる所もありましたが殆どが各種ファイル形式に対応されています。

このように殆どの所がJpegでスキャンデータを納入されているようです。

現在パソコン上でスタンダードに使われているJpegは画像フォーマットのスタンダードですよね。
Jpegにしておけばデジタルプリントも出来ますしパソコン上でも簡単に扱えてとても便利です。
しかしJpegはパソコン上で扱い易くするために不要なトーン(見分けの付かない微妙な差のトーン)を整理してファイルを軽くした画像フォーマットです。

印刷等に使われるフォーマットの代表としてTIFF、EPS等がありますが、Jpegはそれらのフォーマットの1/4〜1/10の情報量に削る圧縮ソフトです。非可逆性ファイルといって元には戻りません。また保存を繰り返すたびに圧縮がかかるのでどんどんトーンが減っていきます。
(コピーをするだけなら劣化はしませんので誤解の無いように。)

ここで疑問です。
Jpegフォーマットで高精細ってどれだけの意味があるのだろうか?という事です。
…と話が専門的になってきました、専門的な事を長々と書いても、読まれる方は疲れるでしょうから、続きは次回にしましょう。

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