実は写真のゴミ処理が意外と面倒

ご自身でスキャナーを購入されてネガのデータ化に挑戦されている方も多いかと思いますが、経験された方なら分かると思いますが、フィルムのデータ化で一番大変なのはゴミ処理なのです。

勿論、色調なども大切ですがそれは一旦セットアップしてしまえば後は楽なので流れ作業が出来ますよね。

スキャン作業を無塵室でデータ化していれば別ですが、ネガフィルムにはゴミが付着いたします。静電気のせいですね。

一応皆さんはブロアブラシでホコリを吹き飛ばしてスキャンしていますよね。

一見ゴミが付いていないように見えても、スキャンして画像をモニターに表示してみると細かいゴミがいっぱい付いていたりしませんか?

ネガフィルムの段階では目を凝らしても見えないゴミも、データ化してモニターで拡大すると付着したゴミが見えてくるのです。

この処理が厄介なのです。

どの程度の拡大率で目立たないようにゴミ処理するかで、ゴミ処理(ピンホール作業)に掛かる時間が決まります。

画像処理ソフトで1点1点手作業にて消していくわけですが結構時間が掛かります。

スキャン時はスキャナーが膜面の凹凸を見ていてゴミと判断すると自動的に処理してくれます。勿論業務用のスキャナーの話ですが、フィルムの痛みや劣化迄はわ分かりません。

一旦画像データになってしまうと画像ソフトによっては自動で消す機能も有るようですが、雪がちらついている場面とかはゴミと画像の区別は精度がイマイチなのが難点。

多分途中で嫌になったり諦めたりする方が多いと思います。

なので画面を拡大してゴミ処理をするとキリがありません、そこで実際にプリントした際に目立つかどうかで判断した方が現実的です。

あまり凝りすぎるとゴミ処理だけで膨大な時間を浪費することになるので注意して下さい。それで疲れてやらなくなる事が多いですよね。

でも、現在は性能の良い空気清浄器もあるようなのでそれを使えばゴミの混入に気を遣わなくてもいいかもですね。