前回の記事が音楽に関する記事だったので、ついでに今回も音楽に関する記事にしちゃいます。
写真とは関係ないですがお許し下さい。
「BABYMETAL」という日本のメタルダンスユニットをご存じですか?
今、もの凄い勢いで世界に進出しているアイドルグループです。
というか、海外で人気に火が付いたのですけどね、特にイギリスにファンが多いとか。
しかしアイドルグループと聞いただけで拒否反応を示す方も多いでしょう。
私もそうでしたから(笑)。
2014年にYouTubeで偶々その存在を知りましたが、嵌(ハマ)る程ではありませんでした。
確かに「ギミチョコ」はカッコイイしカワイイと思って衝撃を受けておりましたが、初期の「ドキドキ・モーニング」や「いいね」の曲調はアイドル路線に振りすぎていて正直馴染めませんでした。
しかし2015年になって「ソニスフィア」というメタルのフェスでメインステージに立って成功させたと言う記事あたりから、「まてまて、ちょっとちょっと、こいつは本物か?」と言いながらYouTubeを漁り始めました。
そしたら出てくる、出てくる「メギツネ」「イジメダメ・ゼッタイ」「アカツキ」といった名曲が…。
一旦「BABYMETAL」の世界観を知ると、好きではなかった「ドキドキ・モーニング」や「いいね」の良さが分かってくる。
素直に楽しいって思えるようになったのです。
もう液晶モニターのスピーカーでは物足りず、とうとうCDを購入しました。
また、このCDが黒と赤を基調にしたデザインでカッコイイ!
アイドルユニットのデザインじゃありません。
グレーとマット墨の濃度差でタイトルが読めるようになっているCD盤面デザイン(もしかしてマットニスも使っている?)やロゴのみのブックレットの表紙、黒に白抜き文字の本文。
ただのアイドルではないのがそのデザインからも読み取れます。
そして、ちゃんとしたスピーカーで聞いた「BABYMETAL」は圧倒的な品質でした。お見事!
YouTubeで試聴しているだけでは気がつかなかった細かな音への拘り。
昔「DEEP PURPLE」や「LEDZEPPELIN」「CHICAGO」等のバリバリのロックや「PINK FLOYD」「SANTANA」を聞いていた方まで、超お奨めです。
最初の曲「BEBYMETAL DEATH」からそのヘビーさに度肝を抜かれます。
駆け上がるツインギター、所々で鳴くギター、「え?これ必要?」と思っちゃうんですけど、これがやっぱりカッコエエ!
演奏している人は大変ですけどね。
私の中で、いままでイントロがカッコイイ最高のロックの一曲と言ったら「DEEP PURPLE」の「BURN」でしたが、「BABYMETAL」の「イジメダメ・ゼッタイ」があっさりと抜き去っていきました。
静かなピアノソロから始まり、ツインギターゆえの厚みのあるギターサウンドとボーカルの叫び声が重なりあってヘビーな曲へと盛り上げてゆく過程は、ロックファン(昔好きだった人も含め)なら一度は聞いて欲しい一曲です。
作曲・編曲・演奏力に抜群のビジュアルの女性3人組は、その年齢からは想像できない舞台度胸とボーカルの中高音の伸びの良さ…何拍子も揃った怪物グループです。
2015年に入り欧米のレコード会社との契約も決まり、海外ファンは日本からの輸入に頼っていたCDやDVDも本格的に普及しそうです。
また、「BABYMETAL」はその抜群のビジュアルによりライブ盤のDVDやブルーレイも人気を博し初回限定版は発売前に既に売り切れ状態という人気振りです。
しかし「BABYMETAL」のCDですが結構印刷屋さん泣かせのデザインですよ、バックカバーは4色の画像に明朝の小さい文字で白抜きです。少しでもズレると文字が潰れたり、ズレた色の文字色に見えたりしますがキッチリ綺麗に白抜き文字を維持しています。
意地が悪いですがルーペーで覗いて確認した所、墨版が網点半分程ズレていましたが、肉眼では判別出来ない程度です。
いくらCTP(Computer To Plate)とはいえ相手は伸び縮の激しい紙です、大量に刷ってもキッチリとズラさず品質を維持するのは大変な事です。今度発売される欧米版の印刷品質と比べてみたいという気持ちも沸いてきます。
話しは逸れましたが、欧米ではCDは売れないという常識を「BABYMETAL」は覆すのでしょうか?
いまならまだ「BABYMETAL」が世界的ビッグアーティストに駆け上がる過程のワクワク感を味わえます。
メタルレジスタンス進行中です。
是非見守ってあげて下さい。
ドップリ嵌って出身母体の「さくら学園」まで行ってしまっても責任は持ちませんのであしからず。